

セラピードッグのお知らせ
「withテイル」の理念

日本における「動物介在活動」「動物介在療法」「動物介在教育」を更に広めるべく小児科病院である「せぐち小児科」がセラピーに適した犬を見つけて、院内で教育し、医療現場に参入(対応)出来る犬の存在を啓発、紹介していきます。
又、動物が持つ人には無い癒しの力を借りて、子供から高齢者、長い闘病中、入院中の方、心の病による不安や寂しさを持つ方、緩和期の方々の傍に寄り添い、いつでも犬の温かな身体を当事者(患者様)に触って頂く事で、その方のQOL(Quality Of Life)を高め、穏やかな時間と安心をお届けする、そんな多方面の現場に参入出来る優れた犬を育てる。
つまり活動範囲は当院のみならず、ご依頼下さる病院、福祉施設等と多岐を目指します。
「ウィズ テイル」では先ず、医療現場で活躍出来るセラピードッグを育成する。
今後は当院のセラピードッグは「チームドッグ」と呼びます。
何故小児科でセラピードッグ?

ファミリークリニックせぐち小児科では、子どもたちやご家族の心をやわらげる方法のひとつとして、「セラピードッグ」とのふれあいを大切にしています。
犬には、人の気持ちにそっと寄り添い、安心感を与えてくれる不思議な力があります。
注射がこわいお子さんの気持ちが和らいだり、待ち時間のあいだに犬とふれあったご家族の表情がほっとやさしくなるのを、私たちは何度も見てきました。
また最近では、「いつでも犬とふれあえる小児科」を目指して、院内で育てるセラピードッグ“メルシー”の育成も始めました。
世界中でセラピードッグとして活躍している「オーストラリアン・ラブラドゥードル」という犬種です。
専門のトレーナーさんや獣医師の先生の力を借りながら、少しずつクリニックの雰囲気に慣れていけるよう練習をしています。
これからも、子どもたちが笑顔で通える場所になるよう、セラピードッグと一緒に歩んでいきます。
withテイルの特徴
令和2年3月4日生まれ
性格 温厚
コンクール犬からキャリアチェンジしてセラピードッグとして、警察犬訓練士の指導を受けています

ダンディーくん
シェットランド・シープドッグ
遠くオーストラリアから来日
セラピードッグ家系に生まれる
令和6年10月3日生まれ
体重12キロ(ミニチュアサイズ)
好きな遊び ウォータードッグ(水が好き)
特技:輪くぐり(一緒に遊ぼう)

メルシーちゃん
オーストラリアン・ラブラドゥードル
決められた時間に「せぐち小児科」の待合室、診察室で子どもたちと触れあい、診察の不安を和らげ、時に点滴の子どもたちの傍で長く痛い時間を共有して、苦痛の緩和のお手伝いをする。
その事によって、「病院は怖い」では無く「せぐち小児科に行けばワンちゃんに会える」と言うポジティブ思考が沸けば、
病気の早期発見、治療にもつながる可能性も出てきます。
医療現場で活動出来る犬であれば、然衛生面、躾は出来ているものとして、高齢者施設等の福祉施設や教育現場でも活躍が可能になります。
withテイルの取り組みでよくある質問
セラピードッグを取り入れた理由は?
元々動物好きっだった私たち夫婦は、動物の力を借りる事により
人様の役に立つ「動物介在活動」「動物介在療法」「動物介在教育」を調べていたところ、欧米では既に医療現場で活躍する犬の存在を知り、
難病の子どもたち、緩和期の患者様に寄り添える優れた犬をせぐち小児科
自らが育て、この地山陰鳥取でも動物介在療法を広めたいと考えたからです
アレルギーを持っている子や
犬が苦手な子への対策は
どのようにしていますか?
保護者の方には、予防接種・検診・ふれあいの予約の際に「せぐち小児科にはセラピードッグが勤務している」旨をお伝えします。
当院には患者様の出入り口を 2カ所設けてありますので、犬アレルギーや苦手なご家族様には来院からお帰りになるまで、セラピードッグと接触が無いようにしています。
事前に了解は頂いているものの、突然アレルギー反応が出ないとも限りません。
その折には院長による診察、処置を速やかに行います
おやつやご飯をあげてもいいですか?
何をどれだけ食べたかを把握するために、おやつはこちらでご用意したものをお渡し致します。
子供が噛まれたりした場合の対応は
どのようにしていますか?
直ぐに診察させて頂きます。
決してそのようなことが無いように訓練いたしておりますが、予め触れあう前に
セラピードッグの触り方や大声を出さないよう、こちらからのお願いを守って頂きます。
セラピードッグを取り入れて、
患者さんにどのような変化や効果が
ありましたか?
勿論、犬アレルギーや犬の苦手なご家族もおられます。
けれど待合室や診察室にセラピードッグが居ることを 自然体で受け入れて下さるご家族が多い事は有り難いことです。
注射をお待ち頂く間もセラピードッグに触れる事で、和やかな時間に変わります。
お帰りの際には皆さまから「楽しかったです、又来ます」とのお声も沢山頂きます
又、2023年春より隔月でレスキュー協会のセラピードックに来院して頂いているのですが、この活動に感銘を受けた小学生の患者様が夏休みの自由研究で当院の活動を発表して大きな話題となりました。
セラピードッグを取り入れるうえで
何か大変なことはありましたか?
レスキュー協会のセラピードッグを受け入れる際の難関は、医療従事者の思い込みを払拭することでした。
しかし、これは先に述べたように実際に触れて興味を持ち、理解して頂くことで直ぐに解決されました。
2025年1月から当院でもセラピードッグに適した犬種「オーストラリアン・ラブラドゥードル」の子犬を迎えたのですが、久しぶりに育成の大変さを思い出しました。
医療に特化したセラピードッグのハンドラーとして、犬の健康管理、教育、人と同じく犬生の(Quality OfLife)を常に意識し向上させる責任を深く感じています。
又、アレルギー対策の上でも、勤務意識を持たせるためにも現在、お仕事着(セラピードッグウェア)を制作中です。
一緒に遊んだり触れ合ったりしても
大丈夫ですか?
はい、勿論大丈夫ですが、事前に触れ方や大声は出さない等のお約束をさせて頂きます。
何かイベントなどは企画されますか?
お仕事犬なので、特別なイベントは考えておりませんが、今後皆さまのご要望を伺い、高齢者施設や保育園、障がい者施設などに出向く活動に繋げたいと思います。
セラピードッグを取り入れて、
職員さんにも何か変化はありましたか?
最初はレスキュー協会のセラピードッグの来院すら、院長はじめスタッフも 懐疑的でした。
しかし、勉強会を開いたり、医療現場に特化したセラピードッグに実際触れてるうちに皆、その効果と実績を実感し、何よりその可愛さに心打たれて今は来院を心待ちにしてくれています。
思い込みや、子どもの頃に犬に追っかけられた苦い思い出を変えてくれるのもセラピードッグの力と言えるでしょう。
ダンディくんとメルシーちゃんは、
どのような訓練を受けていますか?
ダンディー君は既に大人の雄犬です。
コンクール犬からキャリアチェンジしていますので基本の躾は出来ていますが、セラピードッグとしての訓練は今からです。
現在、警察犬訓練士の指導をメルシーと共に受けています。
メルシーに関しては未だ子犬ですが、その分沢山の可能性を秘めています。
前述したようにセラピードッグの血筋、気質を持ち、アレルギーにも対応した。
犬種(アレルギーフレンドリー)であることで、医療現場に特化出来る様に獣医師の指導を受けながら警察犬訓練士の下、訓練しています。
訓練内容はダンディー、メルシー共に院内では薬の匂い、器具の音、子どもの泣き声や突発的な動き、騒音、人混み等、何事にも動じない訓練です。
又、人の顔をなめない、吠えない、でも人は大好きに育てます。
近々、ワクチン接種の際には患者様に寄り添う為に、診察室でもじっと出来る訓練もしていきます。
他には、フラフープやボウル投げなど、お子さまと一緒に楽しめるゲームも習得
中です。
訓練は多岐に渡り、患者様からのご要望もお受け致します
病院に診察や健診を受けるときにしか
2匹に会えませんか?
いいえ、そんなことはありません。
毎月あらかじめ、ホームページやインスタグラムで来犬日をお知らせ致しますので、ご都合のつく日をご予約頂けましたら会って頂けます。
ウチのわんちゃんも連れて
行っていいですか?
残念ながら一般の方のペットはお受け出来ません。
院内に入るセラピードッグは、徹底した衛生面の管理、特別な訓練など条件をクリアしなければいけません。