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執筆者の写真ファミリークリニック・せぐち小児科

ペンギンハウス 10月monthly news


10月に入り、めっきり寒くなってきましたね。

コロナウイルスの影響か、ペンギンハウスのご利用は今月も少ないですが、

外来の方は風邪症状のお子様が増えてきました。


そこで今月はお子様の突然の発熱、咳の場合の対応についてご紹介します。


☆発熱

熱が出た場合、月齢によって緊急度が違ってきます。

熱だけでなく、食欲や機嫌もチェックしてください。


・0-1か月 一見元気で食欲があっても、熱が出る事が緊急事態です。早めに受診しましょう。

・2-5カ月 ミルクが飲め、機嫌が良ければ慌てなくても大丈夫です。夜間だったら翌日に受診しましょう。

・6ヶ月以上 食欲や機嫌がまぁまぁであれば、夜間や休日(連休を除く)に受診しなくて良いです。でも翌日には受診しましょう。 


熱が出たときは、体の水分が奪われやすい状態です。水分が取りにくいときは少しづつ、小分けにしてあげてください。おしっこの回数や量も見てあげてください。


解熱剤は6ヶ月から使えます。熱が高くて眠れない時などに使ってください。


☆咳

急いで受診した方が良い時(夜間なら救急外来へ)

・息が苦しくて夜眠れない

・息を吸うとき「ヒー」という音がして、吸う時間が長くなる。

・息を吐くとき「ゼーゼー」という音がして、吐く時間が長くなる。

・鼻呼吸をひくひくさせたり、肩をあげて息をしている。

・おなかや胸がぺコンペコンと動く

・赤ちゃんで1分間に60回以上の呼吸をしている

 (幼児で40回以上、小学生で30回以上も要注意)


咳は出るが元気があって食欲もまぁまぁ、夜にひどくなるが眠れている

 →様子を見てOK(夜間なら、翌日の診療時間まで待って受診)


お家での急な体調不良は慌てますが、落ち着いて症状を見極めたうえで受診することをおすすめします(^^)

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