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執筆者の写真ファミリークリニック・せぐち小児科

時には散歩を

毎日暑い日が続いていますね。朝晩も気温が落ち着かず、うだるような暑さでエアコンが手放せません。。それでも時々夕暮れから少し涼しくなる日があり、散歩をしています。

木々の近くにいなくてもセミの鳴き声は響きますが、山沿いを歩くと本当に耳が痛くなるくらいの大音量が響いています。そして、ひぐらしの音色や、川を流れる水の音、どこかで草を刈っている音などいろんな音に耳を澄ませます。また、草のにおい、どこからか流れてくる夕食のにおい、夕立の後はアスファルトが焼けたようなにおいなど、様々なにおいが情緒を誘います。

夕暮れの散歩もいいのですが、朝方や昼のお散歩もまた別な趣があります。

夏の朝は夜明けが早いので、5時までにはもうすっかり明るくなっています。まだ人気のない町並みを歩くと、生活音がしないので、まるでこの世に自分一人しかいないんじゃないかと思わせるような独特の雰囲気があります。すでに陽射しがきつく、木陰に入ると本当に涼しく、川辺の風はひんやりとしています。

お昼の散歩は十分に熱中症対策をしなければいけませんが(猛暑日にはやめた方がいいですね)、暑さも相まって、町が活気だっているような感覚になります。道行く車を見ながら、暑い中働いているのかな、これから海やプールに行くのかなと思ったり、学生さんを見て、これから部活かな、勉強しに図書館へ行くのかななど、勝手に思いをはせています。着物や浴衣を着た人を見かけたりすると、どこかでお祭りがあるのかなと思ったり、店先から風鈴の音が流れてくると、冷たい和菓子が食べたくなったり、分厚い入道雲の横を飛んでいく飛行機を眺めながら、遠くへ行きたいなあと思ったり。。少し歩くだけで、いろんな気持ちになり、心がワクワクしますよ。

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