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  • 執筆者の写真ファミリークリニック・せぐち小児科

11月 mounthly news

朝晩の気温差が激しくなり、ぜんそく(気管支喘息)のお子さんが増えてきました。

ぜんそく(気管支喘息)とは、空気の通り道である気道に炎症が起こり狭くなって、呼吸が苦しくなる発作を繰り返す病気です。症状は治療によって、もしくは自然に軽快や消失することもありますが、ごく稀には致死的となることもあります。

今回は、小児のぜんそく(気管支喘息)についてご紹介します。


〇原因 小児で多いのは”アトピー型ぜんそく”といってアレルギーが関与します。アレルギーの原因としてはダニ、ハウスダスト、花粉といったものが多いです。子どもの周りから除去するようにしましょう。例としてはダニはフトンに多くいますので家庭用のフトン乾燥機やコインランドリーの衣類乾燥機などを使うとダニは死滅します。


〇発症年齢 小児の気管支喘息では発症は2~3歳までに約6-7割と多く、小学校入学までに発症する人が約8割です。症状が落ち着く人もいますが、発症者の3割の人が成人ぜんそくに移行すると言われています。


〇症状 典型的なぜんそく発作の症状としては、ゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)、せき、呼吸困難があります。このような症状を繰り返すときに気管支喘息と診断されます。喘鳴がある=ぜんそくではありません。症状は日中より寝ているとき(夜間や明け方)に多く起こります、昼間は大丈夫だから問題ないと考えないようにしましょう。また、症状は運動したあとやカゼを引いたときに起きやすいです。カゼや気管支炎、肺炎のときには気管支喘息ではなくても、鼻水や痰がからんでゼーゼーすることがあります。さらには稀ではありますが、生まれつきの気道や心臓血管の異常によって喘鳴が起きることがあるので、正確に診断するように心がけています。初めての発作のときは症状がわかりにくい時もありますので、ご相談ください。


〇治療 気管支喘息の治療の目的は、無症状状態が長く続くこと!です。 無症状状態が長く続けば、呼吸機能が改善し、生活の質が上がります。治療と言ってもお薬を飲むだけでなく、生活環境を整えることや、気管支喘息について正しい知識を得ることも含まれます。ご家族の協力が必要です、一緒にお子さんのぜんそくを治しましょう。 【1.急性発作への対応】 発作時には、呼吸困難を生じますが、程度は軽度のものから重症まで様々です。呼吸困難から呼吸不全になってしまう可能性がありますので、よくお子さんを観察してください。 家庭で発作が起きた場合には? 上体を起こし、衣服をゆるめて楽な姿勢にしてあげましょう、赤ちゃんの場合は縦抱きをすると楽になります。息がしにくくなっていますので、ゆっくりと息を吐くように声をかけてください。水分を摂ることも良いです。 症状が強い場合にはすぐに医療機関を受診してください。 呼吸困難がとても強い、意識低下がある、苦しくて異常に興奮しているなどの場合は救急車を呼んでください。発作時の薬が手元にある場合には、それを使用しても良いです。 ●強い発作のサイン ・唇が白い、もしくは青~紫色 ・息を吸う時に小鼻が開く ・息を吸う時に胸がペコペコへこむ ・横になれない、眠れない、歩けない ・話すのが苦しい、ぼーっとしている ・興奮する、暴れる 症状が軽い場合は、発作時の薬を使用し、15分から30分くらいで軽快するか観察してください。必ず指示された用量を守りましょう。 【2.長期管理】 早い時期からの診断、治療が重要なのはもちろんのこと、しっかりと定期的に受診することも重要です。上でも述べたように環境を整えることも組み合わせて行ってください。

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