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ペンギンハウス 8月monthly news

執筆者の写真: ファミリークリニック・せぐち小児科ファミリークリニック・せぐち小児科

 新型コロナウイルス感染症が依然蔓延していますが、夏になると夏風邪も流行しだします。夏風邪と混同し、お子様の症状が夏風邪なのか、新型コロナウイルスなのかわからず医療機関の受診に悩むという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 夏風邪は、頭痛、のどの痛み、高熱、下痢、腹痛をともなうのが特徴です。特に、高い熱とのどの痛みは新型コロナウイルス感染症でも起こることがあります。また、夏でもインフルエンザがはやることもあります。インフルエンザの場合は咳などの上気道症状を伴うこともあるため、この点でも新型コロナウイルス感染症と類似しています。特に夏はエアコンを使用することによって空気が乾燥するため、のどの痛みなどの症状を感じやすくなり、新型コロナウイルスとの鑑別が難しくなります。 新型コロナウイル


スと夏風邪を見分ける場合には、味覚障害や嗅覚の障害が出ていないか、発熱が7日以上継続しているか、起き上がれないほどの強いだるさがあるかがポイントとなります。また、肺炎などの症状が出てきた場合には新型コロナウイルス感染症の可能性が高くなります。 ほかにも、厚生労働省が出している新型コロナウイルス接触確認アプリを活用し、自分が新型コロナウイルスに感染している方と濃厚接触をしていたかどうかも自分の症状が新型コロナウイルスによるものかどうかを判断する指標になります。  しかし、医師であっても夏風邪と新型コロナウイルス感染症を症状のみで見分けることは非常に難しいとして


います。体調が悪いけれど、夏風邪と新型コロナウイルスの判別が難しい時には、自分で判断せず、まずは医療機関や発熱外来にご相談ください。

 また、マスクの着用や、ソーシャルディスタンスをとる、手洗いうがいを徹底することで新型コロナウイルスはもちろん、夏風邪の予防にもつながります。 特に夏は暑くて寝苦しく、睡眠不足になったり、食欲が落ちて冷たいものばかり食べるなどして栄養不足になったりと免疫力が低下しやすくなります。バランスのとれた食事を摂ったり、睡眠をしっかりと取れるように環境を工夫して、免疫力を挙げることも予防に必要です。


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