top of page
  • 執筆者の写真ファミリークリニック・せぐち小児科

9月 mounthly news

生後6ヶ月以内の赤ちゃんの風邪に注意しましょう!

生後3~6ヶ月ごろまでの赤ちゃんは、風邪にかかりにくいです。

でも風邪にかかったら、重症になることがあるので注意しましょう。


1.赤ちゃんが、風邪にかかりにくのはなぜ?

赤ちゃんはお母さんのお腹にいるときに、胎盤から抗体という、免疫を担当するタンパク 質をたくさんもらって生まれてきます。このため、生後6ヶ月くらいまでは病気になりにくいのです。また、母乳育児の赤ちゃんは、IgA(アイジーエイ)という免疫力を持つたんぱく質を母乳からもらっていますので、ますます病気には抵抗力が出てきます。


2.どういう病気がありますか?

赤ちゃんは、お母さんからもらう抗体によって守られています。でも抗体をもらえない病気にはかかりやすくなっています。例えば、百日咳はワクチンをしないといけません。また、RSウイルスは、気管支炎肺炎をおこします。セキが出ていて、だんだん母乳やミルクの飲みが悪くなり、呼吸が不規則になり、ひどい時には、呼吸が止まってしまいます。

また、インフルエンザ菌や肺炎球菌のような重症の肺炎もあります。


3.赤ちゃんの風邪にはどう注意したらいいのですか?

機嫌はいいか、母乳(ミルク)は普通に飲んでいるか、睡眠は普段のようにとれているか、呼吸は規則的にできているか、などを観察してください。

38.5度以上の発熱は24時間以内に必ず受診してください。


「赤ちゃんは風邪にかかりにくい」…のですが、

いったん風邪になると進行がはやく、急変することも多いので、

細心の注意が必要です。


判断に困ったら、遠慮なくご連絡くださいね。

閲覧数:24回0件のコメント

最新記事

すべて表示

夏休み真っ只中ですが、連日の厳しい暑さに外で遊ぶ子どもたちの姿はあまり見られないように感じます。室内でも熱中症の危険がありますので、水分・塩分をこまめに補給しつつ休息も十分にとってお過ごしくださいネ! 今回のmonthly newsは病気の時の症状のひとつ、鼻水がひどい時のホームケアについてご紹介いたします! 子どもは、鼻をかむことや、鼻のかわりに口で息をすることが苦手です。 また、乳児は鼻で息を

厳しい暑さが続いていますね。日中だけでなく夜も熱帯夜が多く、適切なエアコンの使用や水分補給(水が良いです)などをされ、保護者様もお子様もお体に気をつけて頂きたいと思います。 また、この時期は川での遊びや海へ出かけられることもあると思います。お子様は遊ぶ意欲はあっても、まだまだ自分の体と向き合うのは難しいため、保護者様が適度に休憩をとってあげることを忘れずに、ケガや事故などなくお過ごしください。 さ

6月に入り、じめじめする日々が続いていますね。 気温がそれほど上がらないため、熱中症はまだ大丈夫!と感じまずが、実は6月も熱中症に要注意なんです。 特に体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいといわれていますので、より一層の熱中症対策をおこなう必要があります。 今回は、乳幼児の熱中症対策をご紹介しますね。 1.水分を多めにとろう 新陳代謝が活発なため、汗や尿として

bottom of page