top of page

お子さまが胃腸炎になったら・・・

  • 執筆者の写真: ファミリークリニック・せぐち小児科
    ファミリークリニック・せぐち小児科
  • 2020年1月21日
  • 読了時間: 2分

朝晩めっきり寒くなってきましたね。 日中との温度差が大きいので、体調に気を付けたいです。 ペンギンハウスでは近頃、胃腸炎のお子様のお預かりが増えてきました。 そこで今月は、お子様が嘔吐、下痢をした時にご家庭でどうしたら良いか、その対処法をご紹介します。

〇嘔吐 発症するとしばらくは嘔吐症状が続きます。 ひとしきり胃の中のものを吐ききると、自然に嘔吐をすることも少なくなり、本人も水分を欲するようになります。しかしまだまだ胃腸の動きも悪い時期であるため、本人任せに水分をあげるのではなく、保護者の方が少量ずつ与えるようにしてください。スプーン一杯の水分をあげてみて嘔吐しないことを30分程度観察した後にその倍量をあげるなど、極少量ずつこまめに与えることがポイントです。 嘔吐時には水分以外にも糖分やミネラル等も失われます。そのため、水やお茶だけでは不充分であり、市販の乳児用経口イオン水が脱水を避けるためにはベストです。しかし、味の問題から嫌がるお子さんもいらっしゃるので、リンゴジュースを薄めたりすることも許容されています。 なお乳製品は下痢症状を悪化させるので、胃腸炎の時には避けるようにしてください。この時期には吐き気止めを併用することも有効です。

〇下痢 下痢の場合、水分摂取の重要性は変わりません。 また、胃腸の働きが弱っている時期ですので、おかゆやうどん、野菜スープやゼリー等、柔らかいものを中心にあげてください。繊維質の多い野菜や脂肪の多い食べ物、お菓子等は避けましょう。 整腸剤を飲むことも適応になります。 経過中に体重が減ることもありますが、一過性のことがほとんどです。急性期にはいかに脱水を避けるかに注意を払い、適切なタイミングで水分/固形物を与えることが肝要です。


最新記事

すべて表示
6月のmonthlynews

今月はヘルパンギーナについて 初夏から夏にかけて流行する【ヘルパンギーナ】という病気をご存知ですか?   〇ヘルパンギーナってどんな病気? ヘルパンギーナはウィルスによる感染症で、主に5歳以下のお子さんに多く見られます。...

 
 
 
5月monthly news

子どもの熱中症に気をつけましょう! 暑い日がふえてきましたね。これからの季節特に気をつけたいのが「熱中症」です。 小さいお子さんは、「暑い」や「喉が渇いた」と自分から言えません。 そのため、大人が気づいてあげることがとても大事です。 こんな様子ありませんか? ...

 
 
 
4月ペンギンハウス monthly news

新年度がはじまり、新しい環境での生活がスタートしますね。 疲れも出やすくなるかと思います。食事や睡眠など整えて健康に過ごせますように。 ペンギンハウスでも、新しい環境での疲れから体調を崩すお子さまのご利用があります。 小さいお子さまでは、胃腸炎症状でのご利用が増えています。...

 
 
 

留言


%E3%81%9B%E3%81%8F%E3%82%99%E3%81%A1%E5%
%E3%83%98%E3%82%9A%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%
%E3%81%82%E3%81%AE%E3%81%AD_edited.png

医療法人ファミリークリニック せぐち小児科
病児保育室 ペンギンハウス

 

〒683-0805 鳥取県米子市西福原9-16-26
TEL:0859-38-0780

  • Facebook
  • Instagram

©2020 by 医療法人ファミリークリニックせぐち小児科

bottom of page